- 岡田:
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こんにゃくの“レシピ開発”をしてくれる方を探していたときに、ある紹介で松本さんと出会いました。
- 松本:
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正直言いまして、これまでこんにゃくについて考えたこともありませんでした (笑)。ところがお話を聞き、『これは面白い』と興味を持ちました。こんにゃくは昔ながらの食材で、成熟市場。それでありながら、今のところ傑出したブランドがなく、チャンスに違いないと思いました。
また、岡田食品加工は。農商工連携事業に認定され、 農林漁業者と互いに力を持ち寄って、新しい商品やサービスの開発・提供、販路の拡大に取り組んでいます。長年、飲食に携わってきて、農業に対して何か貢献したいと思っていたので、私にとってもチャンスだったのです。 - 岡田:
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初めて会った日は衝撃でした。松本さんは話を聞きながら、いきなりノートに絵を描き始めました。そして、『一万円のこんにゃくギフトをつくりませんか』と提案され 、驚きすぎて最初は何を言っているのかわかりませんでした(笑)。
- 松本:
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新商品を作っても、多くの人に知ってもらうのは至難の業です。そこで、こんにゃくギフトがあれば、人とのつながりを大切にするお客様が購入してくれます。口コミの信頼が高く、新商品の知名度を上げることができます。ギフトに限らず、経営戦略・マーケティング戦略を考えた上で、新商品の開発を行いたいと思いました。
- 岡田:
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当初は“レシピ開発”を想定していたのですが、松本さんの斬新な提案を受け、一晩考えて賛同することにしました。
- 松本:
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現在、商品化に向けて開発しているのは、“原始こんにゃく”です。通常、食べやすさが重視され、柔らかいものが主流。ところが、添加物は一切入れず、ごりごりとした食感があります。
- 岡田:
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従来にはない原料配合をしており、人によっては固いと感じます。素朴な作り方なので技術もいりませんし、『こんな商品でいいのだろうか』と最初は戸惑いました。
- 松本:
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老舗として、技術者としての誇りを捨てることになったのかもしれませんが、原点に立ち返り、本当のこんにゃくを再発見してもらうことが狙いです。醤油で煮るもの、すきやきに入れるものといった、こんにゃくの既成概念を覆したかったのです。
- 岡田:
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こんにゃく業界は、今の不況とは関係なく、かなり前から行き詰まっています。売れる商品が一つあればいい。そう思っていたのですが、量より質だということに気づかされました。
- 松本:
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こんにゃくは、どんな料理にもとけこむ柔軟さが魅力です。可能性を秘めたこんにゃくに新しい価値を与えて、もっと幅広い人にさまざまな用途に使ってもらいたいと考えています。
岡田食品加工は、こんにゃくのように懐が深く、何にでも果敢に挑戦する姿勢があります。私自身、すっかりこんにゃくのファンになってしまいましたが、作り手の視点に入り込みすぎず、客観的な目線を保ち、これからも伴走していきたいです。
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美容と健康を考えた”こんにゃくスイーツ”
誰もがほっと懐かしくなる、昔ながらの甘味。くずきり、あんみつ、豆かんてんなど、子どもからお年寄りまで皆さんに愛されています。
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味がしみてコシのある”本格派こんにゃく”
形状がユニークで味しみが良く、コシのあるソフトな食感。煮物や鍋物に限らず、和洋折衷あらゆる幅広い料理に活用できます。
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弾力のある歯ごたえが自慢の”厳選こんにゃく”
選び抜かれた良質な原料を使用し、こだわってつくりあげた逸品。歯ざわりが今までになく斬新で、季節にあわせた料理にぴったりです。
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こんにゃくと大豆のコラボレーション”蒟豆“
和食を代表する健康食材が組み合わさり、小さなお子様もよろこぶドーナッツ菓子が完成。 蒟豆 は山梨県北杜市と連携して つくられています。
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